Threadsがさらに進化!ダイレクトにメッセージが送れるように
みなさん、こんにちは。
SNSの世界は日々進化を続けていますが、2023年に誕生したThreadsも例外ではありません。
登場から2年が経ち、ついに多くのユーザーが心待ちにしていた新機能が実装されました。
その新機能とは、ダイレクトメッセージ、いわゆる「DM」です。
これまでのThreadsは主に投稿やリアクションを通じたやり取りが中心でしたが、このアップデートにより、1対1でのメッセージ交換ができるようになりました。
これにより、フォロワー同士の交流はより深まり、ちょっとした感想や意見、裏話なども気軽に共有できるようになりました。
ユーザー同士のつながりが、よりパーソナルで温かみのあるものへと広がっていくでしょう。
DM機能の導入はいつ?実装の背景とスケジュール
Metaは2025年7月1日から、ThreadsにDM機能を段階的に導入しはじめました。
そして日本では、7月14日の週から順次使えるようになり、翌15日には正式に発表され、多くのユーザーのもとに機能が届きはじめています。
このリリースは、ちょうどThreadsがサービス開始から2周年を迎える節目の時期にあたります。
アニバーサリーに合わせたタイミングでの公開は、開発側がこの機能にかける期待の大きさを物語っています。
実は、MetaのCEOマーク・ザッカーバーグ氏自身も、2025年6月10日に自身のThreadsアカウントで、DM機能のベータテストを開始したことを報告していました。
テストは、香港、タイ、アルゼンチン、ブラジルといった国々で先行実施され、その後、徐々に対象地域を拡大してきました。
こうした段階的な導入により、利用者の反応やフィードバックを確認しながら、安定したサービス展開が行われているのです。
Threadsの位置づけと進化する役割
もともとThreadsは、Instagramのアカウントと連携させて利用する設計でスタートしました。
しかし今では、Instagramとは異なる方向へと個性を伸ばし、独立したSNSとしての存在感を強めつつあります。
DM機能の実装も、その進化のひとつといえるでしょう。
実際のところ、Threadsを日々使っているユーザーの中には、InstagramとThreadsでフォローしている相手が異なるケースも多く見られます。
あるデータによれば、Threadsを日常的に利用する人の約3分の1が、両アプリでのフォロワーの半数以上が重複していないそうです。
Metaの関係者は、Instagramが「創造性を表現する場所」であるのに対し、Threadsは「考えや視点を共有する場」だと説明しています。
それぞれのプラットフォームに明確な役割を持たせながら、ユーザーの多様な使い方に対応できるよう設計されているのです。
ThreadsのDM機能はこう使う!基本の操作方法と安心設計
シンプルで使いやすいDMの始め方
新しく追加されたThreadsのダイレクトメッセージ(DM)機能は、誰でもすぐに使えるシンプルな仕組みになっています。
まず最初に確認したいのは、アプリが最新版にアップデートされているかどうかです。
古いバージョンでは、DMアイコンが表示されないことがあるため、App StoreやGoogle Playで最新の状態に更新しておきましょう。
アプリを開いたあと、画面の下に並んでいるメニューの中に「封筒」型のメッセージアイコンが追加されています。
これをタップすると、あなた専用の受信ボックスが開きます。
新しいメッセージを送りたいときは、受信ボックス右上に表示される「鉛筆マーク」をタップ。
ここから、Threads上でフォロー関係にある人や、Instagramでお互いにフォローし合っている相手を検索して選ぶことで、個別にメッセージを送ることができます。
現在はテキストメッセージがメインですが、一部の国や地域では画像やリンクも送信できるようになっていると報じられています。
ただし、日本では2025年7月時点で画像の送信には未対応という情報もあり、利用できる機能は地域によって差があるようです。
安心して使えるDM機能の仕組み
今回のDM機能は、誰でも自由に使えるわけではありません。
Metaは利用者の安全を最優先に考え、一定の利用制限を設けています。
まず、DMの利用が可能なのは18歳以上のユーザーに限定されています。
また、メッセージのやり取りができるのは以下のような相手に限られます。
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Threadsであなたをフォローしているユーザー
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Instagramで相互フォローしているユーザー
つまり、見知らぬ人から突然メッセージが届くようなことは基本的にありません。
これにより、不快なやり取りやスパムメッセージといったトラブルを未然に防げるようになっています。
Meta側は、この仕組みを「安心して使えるSNS体験を提供するための基本」として位置付けており、今後もユーザーが不安を感じることなく機能を使えるよう、透明性のある運用を目指すとしています。
エンドツーエンド暗号化が未導入、その理由とは
近年のSNSでは、メッセージ内容を安全に保つために「エンドツーエンド暗号化」を導入するケースが増えています。
これは、送ったメッセージが第三者に読まれることなく、送信者と受信者だけが確認できる仕組みです。
しかしながら、ThreadsのDM機能は現時点でこの暗号化には対応していません。
なぜ導入されていないのかという点について、Threadsの製品責任者はこう説明しています。
「DM機能は、あくまで今その瞬間の出来事について、カジュアルに会話するためのもの。機密性よりも手軽さが重要」とのこと。
つまり、重要な情報を扱う用途ではなく、日常的なやりとりに適した設計というわけです。
そのため、個人情報や機密性の高い内容の送信には注意が必要ですが、日々のちょっとした会話であれば、現在の仕様でも十分に安心して使えるといえるでしょう。
コミュニケーションの可能性が広がるアップデート
このDM機能の登場により、Threadsの使い方はこれまで以上に柔軟になりました。
気になった投稿に対して直接コメントを送ったり、コラボレーションの相談を個別に持ちかけたりと、活用の幅が大きく広がっています。
私自身も、共通の趣味や関心を持つユーザーとの距離がグッと近づいたように感じています。
タイムライン上では書きづらいことでも、個別のメッセージでなら安心して伝えられる――そんな場面がきっと増えることでしょう。
もちろん、安心して利用するための配慮は引き続き欠かせません。
その点で、Metaが提供する堅牢なセキュリティ基盤と明確な利用条件は、今後も信頼できる要素になっていくはずです。
DMだけじゃない!Threadsがさらに魅力的に進化中
ダイレクトメッセージ機能の導入で注目を集めているThreadsですが、2025年夏の大型アップデートでは、DM機能以外にも数々の新要素が追加されています。
今後の利用シーンがますます広がっていく中で、Threadsは単なるSNSから、より参加型・発信型のプラットフォームへと進化しようとしています。
なかでも話題となっているのが、「ハイライター」という新しい可視化機能です。
これは、現在盛り上がっている話題や人気の投稿を黄色で目立たせる仕組みで、特に「おすすめ」や「トレンド」一覧の中で活躍しています。
この機能が加わったことで、ユーザーは今どんな話題が注目されているのかをひと目で把握でき、気になるテーマへの参加もしやすくなりました。
今後はさらに、ホームフィードや通知画面など、アプリ内のさまざまな場所にも拡大されていく予定とのことです。
「見るだけ」のSNSから、「会話に飛び込む」SNSへ。Threadsの方向性がはっきりと見えてきました。
DM機能はこれからどう進化する?今後の展望に期待
今回新たに搭載されたDM機能は、今後のアップデートでさらに多機能化していくと予想されています。
Metaはすでに複数の拡張機能を開発中であることを明らかにしており、以下のような機能追加が予定されています。
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メッセージ受信設定の細分化
どのユーザーからDMを受け取るか、自分で細かく選べるようになる見込みです。これにより、不要なメッセージを避けやすくなります。 -
メッセージリクエスト専用フォルダ
見知らぬ相手から届いたメッセージを、自動で隔離して確認・管理できる機能。安心感がさらに向上します。 -
グループチャット対応
複数人で同時に会話ができるようになり、友人同士の交流や小規模コミュニティの運営にも活用できます。 -
受信箱の整理ツール
メッセージ検索やフィルタリング機能が追加され、目的の会話をスムーズに探せるようになります。
これらの機能が実装されれば、Threadsはプライベートなやりとりだけでなく、プロジェクト進行やクリエイター同士の打ち合わせ、ファンコミュニティの運営など、ビジネスや趣味の場面でも活躍する存在になるでしょう。
その他の注目ポイントとThreadsの未来
DM機能やハイライター以外にも、この夏のアップデートではさまざまな改善が加えられています。具体的には次のような変更がありました。
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広告の表示強化
企業やクリエイターが発信しやすくなり、情報の幅が広がりました。 -
ネタバレ防止オプション
映画やスポーツの結果などを事前に隠して表示する機能が登場し、うっかり見てしまう心配が軽減されます。 -
フィードのパーソナライズ機能
自分の興味に応じて、おすすめ投稿の内容や傾向を調整できるように。 -
ドメイン名のリニューアル
プロフィールURLやWeb版の表示が整理され、より見やすく洗練された印象に。
Metaはこれらの改善を通して、Threadsを「多様な視点や価値観を安心して共有できる場所」として成長させたいとしています。
Instagramが「リアルな人間関係(ソーシャルグラフ)」を軸にしているのに対し、Threadsは「共通の関心(インタレストグラフ)」に基づいたつながりを育てることを目的としています。
つまり、リアルの知人とは別に、同じ趣味や価値観を持つ誰かとつながるための空間。それがThreadsの魅力なのです。
まとめ|Threadsがもたらす新しいつながり
今回のアップデートを通じて、Threadsはこれまで以上に自由で柔軟なコミュニケーションツールへと進化しました。
DM機能の追加により、フォロワーとの距離がぐっと近づき、さらに新しい機能によって使い方の幅も大きく広がっています。
まだアプリを最新版にしていない方は、この機会にぜひアップデートしてみてください。
そして、これからもThreadsを通じて、新たな発見やつながりを楽しんでいきましょう。
日々のちょっとした会話から、大きな出会いやコラボにつながるかもしれません。
Threadsは、そんな可能性を秘めたSNSへと着実に進化しています。