iPhoneで「通信事業者の留守番電話」に発信したら何が起きる?詐欺の心配は?仕組みと使い方をわかりやすく解説

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突然表示された「発信」ボタン、不安になった方へ

iPhoneの「電話」アプリを使っていると、「通信事業者の留守番電話に発信」と書かれたボタンが突然表示されて、驚いた方も多いのではないでしょうか。


「このボタンを押したら、知らないうちに電話がかかる?」「料金が発生してしまうのでは?」と、不安になった経験があるかもしれません。

中には、「これって詐欺なのでは?」と疑ってしまう人もいるでしょう。

この記事では、この「通信事業者の留守番電話 発信」ボタンの役割や、押すことでどうなるのか、料金や危険性の有無まで、気になるポイントをひとつひとつ丁寧に解説していきます。

iPhoneユーザーなら知っておきたい内容をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。


「通信事業者の留守番電話に発信」とは?仕組みと費用について解説

iPhoneの「電話」アプリを開き、「留守番電話」タブを選ぶと、「通信事業者の留守番電話に発信」というボタンが表示される場合があります。

このボタンをタップすると、契約している携帯会社(ドコモ・au・ソフトバンクなど)が提供する留守番電話センターに接続され、残されている伝言メッセージを音声で確認できる仕組みになっています。

たとえばドコモの場合、「1417」にかけることで預けられたメッセージを再生できるようになっています。

これは公式に案内されている番号であり、決して怪しいサービスではありません。

ただし、このサービスを使えるのは、あらかじめ留守番電話のオプションに加入しているユーザーに限られます。

2025年時点では、主要キャリアの留守番電話機能は月額330円〜550円程度で提供されています。

もし加入していない状態で「発信」ボタンを押しても、ガイダンスで「ご利用いただけません」と案内されるだけで、通話料などが発生することは一切ありません

誤って押してしまっても、高額請求されるような心配は不要です。


留守番電話に残されたメッセージの中身には注意を

キャリアが提供する留守番電話サービス自体は安全なものですが、そこに残されているメッセージがすべて信頼できるとは限りません。

実際に、悪質な業者や詐欺的な内容が録音されているケースも確認されています。

こういったリスクを避けるためにも、メッセージを再生する前に、発信元の電話番号をインターネットで検索して調べることをおすすめします

「迷惑電話番号検索」などのサービスを使えば、その番号が過去に詐欺に使われたことがあるかも確認できます。

少しの確認で安心して対応できるので、習慣にしておくとよいでしょう。


iPhoneにある2種類の留守番電話機能とは?違いを理解しよう

実は、iPhoneには2種類の留守番電話機能が搭載されており、どちらも仕組みや使い方が異なります。それぞれの特徴を紹介します。

① 通信事業者(キャリア)の留守番電話サービス(有料)

こちらは、ドコモやau、ソフトバンクなどの携帯会社が提供している従来型の留守番電話機能です。

通話に出られなかった際に、相手のメッセージをキャリアのサーバーに録音して保存してくれます。

このサービスを利用するには、「電話きほんパック」「お留守番サービスEX」といった有料オプションを契約しておく必要があります。

音声メッセージを聞くには、「電話」アプリの「留守番電話」タブから「発信」ボタンを押すだけでOKです。

ただし、格安SIMを使っている場合はこのサービス自体に対応していないこともあるので、自分のプランを事前に確認しておきましょう。

② ライブ留守番電話(iOS標準・無料機能)

AppleがiOS 17で導入し、日本ではiOS 18から使えるようになったのが「ライブ留守番電話」です。

これはApple独自の無料機能で、通話を受けられなかった際に相手のメッセージをリアルタイムで文字に起こして表示してくれます。

文字を読みながら相手の意図を把握でき、必要であればその場で通話を受けることも可能です。

追加料金は一切かからず、iPhoneだけで完結するシンプルかつ便利な機能です。


ライブ留守番電話を使うには?設定方法を紹介

ライブ留守番電話を使うための設定は非常に簡単です。以下の手順でオンにしておきましょう。

  1. iPhoneの「設定」アプリを開く

  2. 「電話」メニューを選択

  3. 「ライブ留守番電話」をタップ

  4. トグルスイッチをオンにする

iOS 18以降では、デフォルトでこの機能がオンになっている場合もあります。

気づかずに使っていなかったという方は、今すぐ確認してみましょう。無料で利用できる便利機能なので、活用しない手はありません。


利用できるかどうかは「契約状況」がカギ

iPhoneで「通信事業者の留守番電話に発信」というボタンが出ても、すべてのユーザーが実際にメッセージを再生できるわけではありません。

利用できるかどうかは、自身の契約プランやオプションの有無に左右されます。

  • 留守番電話オプションに加入している場合 → メッセージ再生が可能

  • オプション未加入の場合 → 音声案内が流れるだけで、課金は発生しない

一方、ライブ留守番電話はオプション契約など一切不要で、iPhoneユーザーであれば誰でも無料で利用できます。

料金が気になる方や、通話よりもテキストで確認したい方には特におすすめの機能です。


まとめ|iPhoneの留守番電話機能を理解して、安心して使おう

「通信事業者の留守番電話に発信」というボタンが突然表示されると、最初は戸惑ってしまうかもしれません。

ですが、これはiPhoneが正規に備えている機能の一部であり、怪しい仕組みでも詐欺でもありません

ただし、実際に利用できるかどうかは、キャリアとの契約内容次第ですし、残されたメッセージには注意が必要です。

また、Appleが提供しているライブ留守番電話という無料機能も非常に便利なので、状況や使い方に応じて上手に使い分けるのがおすすめです。

iPhoneの留守番電話機能を正しく理解すれば、突然の表示に戸惑うことなく、安心して活用できるようになりますよ。

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