「au povo1.0を物理SIMからeSIMに変更できるの?」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
実は、以前は「変更不可」と言われていたpovo1.0でも、現在は公式にeSIMへの切り替えがサポートされています。
ただし、手続きには準備すべきものや注意点があり、流れを理解していないと途中でつまずいてしまうこともあります。
本記事では、au povo1.0の物理SIMからeSIMへ変更するための準備、手続きの流れ、具体的な設定方法、そして利用時に注意すべきポイントまでを徹底的に解説します。
この記事を読めば、初めての人でも迷わずスムーズにeSIMへ移行できるはずです。
これからeSIMへ切り替えを検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
au povo1.0で物理SIMからeSIMへ変更はできる?
まず最初に気になるのは、「そもそもau povo1.0で物理SIMからeSIMに変更できるの?」という点ですよね。
昔の情報では「povo1.0は一度物理SIMで契約したらeSIMに変更できない」と書かれている記事も多くありました。
そのため、古い記事を読んだ人は不安になったかもしれません。
昔はできなかったという情報の真相
当初、povo1.0は物理SIM専用として提供されていた時期がありました。
そのため「eSIMへ切り替え不可」という情報が拡散していたのです。
これは当時の仕様を前提とした情報であり、現在とは状況が異なります。
時期 | 対応状況 |
---|---|
サービス初期 | 物理SIMのみ対応 |
現在 | 物理SIMからeSIMへの変更が可能 |
古い記事を参考にすると誤解してしまうため、最新情報を確認することが大切です。
現在は物理SIMからeSIM変更が可能に
現在はau povo1.0でも、物理SIM(au ICカード)からeSIMへの変更手続きが可能になっています。
これは公式にサポートされている手続きで、特別な条件も不要です。
つまり、povo1.0ユーザーも安心してeSIMに移行できる時代になったのです。
物理SIMからeSIM変更前に準備すること
手続きをスムーズに進めるためには、事前準備がとても大切です。
ここでは「スマホ本体」「ネット環境」「本人確認関連」の3つの観点で確認しておきましょう。
対応スマホとSIMロックの確認
まず、使う予定のスマホがeSIMに対応しているかどうかをチェックしましょう。
SIMフリー端末やSIMロック解除済みの端末なら問題なく使えます。
ただし、eSIM非対応の機種に設定すると回線が利用できなくなるリスクがあるので要注意です。
端末区分 | 対応状況 |
---|---|
au購入端末 | そのまま利用可能 |
SIMフリー端末 | eSIM対応なら利用可能 |
SIMロックあり他社端末 | SIMロック解除が必要 |
Wi-Fi環境とQRコード表示端末の準備
eSIMプロファイルのダウンロードにはWi-Fi接続が必須です。
新しいスマホにeSIMを設定する場合、モバイル通信ではなく必ずWi-Fiを使って作業を進めましょう。
また、QRコードを表示するためにPCやタブレットがあると便利です。
QRコード表示用端末と読み取り用スマホの2台体制を意識するとスムーズです。
本人確認書類と暗証番号の用意
eSIM再発行の手続きには本人確認が必要です。
運転免許証やマイナンバーカード、在留カードなど顔写真付きの書類を準備しましょう。
さらに、auで契約時に設定した4桁の暗証番号も必要になります。
暗証番号を忘れている場合は手続きに時間がかかるので、事前確認が重要です。
au povo1.0で物理SIMからeSIMへ変更する流れ
準備が整ったら、いよいよ実際の手続きに進みます。
ここでは、物理SIMからeSIMへ切り替える際の全体像をつかんでおきましょう。
手続き全体の流れと所要時間
au povo1.0での物理SIMからeSIM変更は、大きく3ステップに分かれています。
「eSIM再発行の申し込み」→「回線切替」→「eSIM設定」という流れです。
全体で1時間程度見ておけば安心ですが、実際には30分前後で完了するケースが多いです。
ステップ | 所要時間の目安 |
---|---|
eSIM再発行の申し込み | 5〜10分 |
回線切替 | 30分程度(待機時間含む) |
eSIM設定 | 10〜20分 |
焦らず順番に進めれば、当日中にスムーズに完了します。
受付可能時間と注意点
手続きの受付時間は決まっています。
7:00〜23:30と、深夜1:00〜2:30の時間帯にのみ受付可能です。
この時間外では手続きができないため、余裕をもって進めるのがおすすめです。
また、システムメンテナンスが入る場合もあるため、できれば日中の作業が安心です。
夜間に切り替えてしまい、翌朝まで回線が使えない…なんて事態は避けたいですよね。
eSIM設定の具体的な手順(QRコード編)
ここからは、実際にeSIMを有効化するための具体的な設定方法を見ていきましょう。
手順は少し細かいですが、一つずつ順番に進めれば大丈夫です。
ステップ1:eSIM再発行の申し込み
まず「eSIM再発行手続きサイト」にアクセスします。
au IDでログインし、利用中の電話番号を選びましょう。
画面に表示される注意事項を確認して進むと「申込書番号」が発行されます。
この番号は後で必要になるため必ず控えておいてください。
ステップ2:回線切替の手続き
次に「オンライン回線切替サイト」へアクセスします。
先ほどの申込書番号・電話番号・暗証番号を入力し、送信すると回線切替が受付されます。
切り替え完了までは30分ほどかかるため、その間は待機しましょう。
入力項目 | 内容 |
---|---|
申込書番号 | eSIM再発行申込時に発行された番号 |
電話番号 | 契約中の番号 |
暗証番号 | 契約時に設定した4桁の番号 |
ステップ3:QRコードの取得と読み取り
回線切替完了後、登録メールアドレスにeSIM設定用のURLが届きます。
PCやタブレットでそのURLを開き、QRコードを表示させましょう。
次にeSIMを設定するスマホでWi-Fi接続を行い、設定アプリから「eSIMを追加」を選びます。
QRコードを読み取ればeSIMプロファイルが自動的にダウンロードされます。
この瞬間に新しい回線がスマホに登録されるわけです。
ステップ4:AndroidスマホでのAPN設定
iPhoneの場合は基本的に自動設定されますが、Androidは手動設定が必要な場合があります。
「接続」→「モバイルネットワーク」→「APN」から、新規追加で以下を入力してください。
項目 | 4G端末 | 5G端末 |
---|---|---|
名前 | povo | povo |
APN名 | uno.au-net.ne.jp | uad5gn.au-net.ne.jp |
ユーザー名 | 685840734641020@uno.au-net.ne.jp | au@uad5gn.au-net.ne.jp |
パスワード | KpyrR6BP | au |
認証タイプ | CHAP | CHAP |
APN情報を一字一句間違えないように入力することが重要です。
ステップ5:電話回線情報の書き込みとテスト
設定完了後、SMSで「回線情報書き込み終了」の通知が届きます。
スマホを再起動し、発信テスト番号「111」に電話してみましょう。
ガイダンスが聞こえれば開通成功です。
この瞬間から、あなたのスマホはeSIMでの通信が可能になります。
物理SIMからeSIM変更時の注意点
ここまでの手順で無事にeSIMへ切り替えられるはずですが、実際の運用で気を付けておきたいポイントもあります。
見落としがちな注意点を事前に確認しておきましょう。
eSIM非対応機種への注意
すべてのスマホがeSIMに対応しているわけではありません。
非対応の機種に設定してしまうと通信ができなくなる可能性があります。
必ずeSIM対応状況を事前に確認することが重要です。
端末 | 対応状況 |
---|---|
iPhone XS以降 | 対応 |
一部Android最新機種 | 対応 |
古い機種 | 非対応の可能性大 |
海外放題利用者が気を付けるべきこと
auの海外放題を利用中の人は要注意です。
eSIMを再発行すると海外放題の利用が一度リセットされ、再度申し込みが必要になります。
特に渡航中の変更は通信できなくなるリスクがあるため避けましょう。
海外旅行前後の手続きはタイミングに気を付けてください。
回線種別変更と手数料の可能性
eSIM変更に伴い、回線種別(4G/5G/5G SA)が自動で切り替わるケースがあります。
例えば、4G端末から5G端末に切り替えると「5G SA」に変更されることがあります。
この際、条件によっては3,850円の手数料が発生する場合があります。
手続き中に料金関連の画面が出た場合は、必ず内容を確認しましょう。
デュアルSIM利用時の緊急通報制限
デュアルSIMを利用している場合、設定次第で緊急通報ができないことがあります。
特にデータ通信専用の回線をメインに設定していると、110・119などに繋がらない可能性があります。
必ず音声通話可能な回線を「モバイルデータ通信」用に設定しておきましょう。
SIM設定 | 緊急通報可否 |
---|---|
音声通話対応回線をデフォルトに設定 | 発信可能 |
データ専用回線をデフォルトに設定 | 発信不可の可能性あり |
まとめ|au povo1.0で安心してeSIMに移行しよう
au povo1.0では、物理SIMからeSIMへの変更が公式にサポートされており、安心して手続きできます。
準備さえ整えておけば、30分〜1時間ほどで切り替えが完了するのも魅力です。
ただし、機種の対応状況や海外利用、回線設定などには注意が必要です。
正しい手順と知識を持って進めれば、eSIMの便利さを存分に享受できるでしょう。
この記事を参考に、あなたもpovo1.0をもっと快適に活用してください。