Androidスマートフォンを利用していると、ある日突然「左スワイプでロック画面をアップグレード」という通知が表示され、驚いた経験はありませんか?
この通知は、Glance(グランス)というサービスに関連しており、便利さと同時に広告表示などの煩わしさも指摘されています。
本記事では、通知が表示される仕組みやGlanceアプリの特徴、そして不要な場合の無効化手順までを分かりやすく解説します。
自分に合ったロック画面の設定を見つけ、快適なスマホライフを送りましょう。
突然現れる「左スワイプでロック画面をアップグレード」通知の正体とは
Androidスマートフォンを使っていると、ある日突然「左にスワイプしてロック画面をアップグレード」という通知が表示されることがあります。
初めて目にした人の多くは、「勝手にロック画面が変更されるのでは?」と戸惑うでしょう。
この通知は、Glance(グランス)というサービスから送られているものです。
Glanceとは?
Glanceは、単なる壁紙アプリではなく、ロック画面上にニュース、スポーツ、エンタメ、ファッション、ライフスタイルなど多彩な情報を直接表示できるプラットフォームです。
ユーザーはアプリを開かなくても、ロック解除なしで必要な情報を確認できます。
AIが好みに合わせて内容をパーソナライズするため、常に関連性の高い情報が表示される点が特徴です。
世界での展開と日本国内での導入
Glanceはすでに4億5000万台以上のAndroid端末に搭載され、3億人を超えるアクティブユーザーが利用しています。
インドや東南アジアで特に普及が進み、日本では2023年4月からソフトバンクの一部端末でサービス提供が開始されました。
さらに、GMOメディアとSynk社の協力により、アプリをインストールせずに遊べるHTML5ブラウザゲームの提供も始まっています。
ロック画面から手軽にゲームが楽しめるという点は、革新的な機能といえるでしょう。
ユーザーの反応と課題
便利な一方で、「いつの間にか端末に入っていた」「削除ができない」といった不満も報告されています。
また、ロック画面に広告が表示される仕様に対して「煩わしい」「使い勝手が悪い」という意見も少なくありません。
中には、「音楽再生中に広告が割り込み、音が止まる」といった具体的なトラブルもあります。
こうした背景から、Glanceを無効化したいと考えるユーザーも増えています。
Glanceアプリの通知をオフにする方法
前半では、「左スワイプでロック画面をアップグレード」という通知の正体とGlanceアプリの概要を解説しました。
ここからは、多くのユーザーが気になっている通知を非表示にする具体的な方法を詳しく紹介します。
Glanceを無効化するための基本手順
Glanceは一部の端末では最初から組み込まれており、アンインストールできない場合もあります。
しかし、多くの機種では設定から無効化することで通知を止めることが可能です。
以下はモトローラ端末を例とした流れですが、他のAndroid機種でも同様の操作ができます。
-
設定アプリを起動
ホーム画面から「設定」アイコンをタップします。 -
アプリ一覧を表示
メニューの「アプリ」を選択し、続けて「すべてのアプリを表示」などの項目を開きます。 -
Glanceを探す
一覧の中から「Glance」を探してタップします。検索バーを使うと素早く見つかります。 -
アプリを無効化
アプリ情報画面が表示されたら「無効にする」をタップしましょう。 -
スマホを再起動
無効化が完了したら、端末を再起動すると設定がより確実に反映されます。
無効化ができない場合の対処法
端末によっては、「無効にする」ボタンが押せないことがあります。
ボタンがグレー表示になっている場合は、メーカーの仕様やOSのバージョンにより制限がかかっている可能性があります。
その場合は次の方法を試してみてください。
-
Google検索で機種ごとの手順を調べる
例:「Pixel 7 Glance 無効化」など、端末名を含めて検索すると具体的な情報が見つかることがあります。 -
メーカー公式サポートを利用
サポートページやチャットを通じて手順を確認するのも有効です。 -
ロック画面の設定から広告のみを制御
機種によってはGlance自体を止められなくても、広告やニュースの表示をオフにできる場合があります。
無効化後に注意しておきたいポイント
Glanceを停止すると、ロック画面に表示されていたニュースや情報は表示されなくなり、シンプルなロック画面に戻ります。
通知が煩わしいと感じていた人には快適になりますが、Glance特有の便利な情報表示機能も同時に使えなくなる点は理解しておきましょう。
もし再びGlanceを使いたくなった場合は、アプリ情報画面から「有効にする」を選択すれば元に戻せます。
開発者から見たGlanceと総括
ここまで、Glanceによる通知の仕組みや、無効化するための手順を解説してきました。
最後に、視点を開発者側に移し、Glanceが持つ技術的な側面について触れてみます。
開発者が注目する「もう一つのGlance」
実は「Glance」という名前は、ロック画面アプリのサービスだけでなく、Android開発の現場でも重要なキーワードとして使われています。
Jetpack ComposeをベースにしたGlanceフレームワークは、従来複雑で手間がかかったウィジェット開発を劇的に簡単にする技術です。
-
ウィジェットのサイズに応じてデザインを調整しやすい
-
ボタンの操作やデータ取得なども簡潔なコードで実装可能
-
Composeの流れを活用し、直感的かつ高速な開発が可能
このような進化により、開発者は効率よく魅力的なウィジェットを作れるようになりました。
結果として、ユーザーがより快適にスマートフォンを使える体験にもつながっています。
通知の便利さと煩わしさ
Glanceサービスは、ロック画面で最新情報をすぐに確認できるという便利さがあります。
しかし、広告が多い・操作が直感的でないといった不満も目立ちます。
特に「知らないうちにインストールされていた」「アンインストールできない」という声は、ユーザーの安心感を損なう原因となっています。
自分に合わないと感じた場合は、紹介した手順で無効化してシンプルなロック画面に戻すのがおすすめです。
逆に、ニュースやエンタメを手軽に確認したい人にとっては便利な機能といえるでしょう。
まとめ
「左スワイプでロック画面をアップグレード」という通知は、ほとんどの場合Glanceアプリによって表示されています。
このアプリは便利な機能を提供する一方で、広告や通知の多さが気になる人もいるサービスです。
-
通知が煩わしいときは設定からGlanceを無効化
-
機種によって手順が異なるため、必要に応じて情報を検索
-
開発者目線では革新的な技術が背景に存在
自分のスタイルに合わせてGlanceの利用を調整し、より快適なAndroid体験を手に入れましょう。
今後も役立つ情報をお届けしていきますので、ぜひまたこのブログをチェックしてください。