「昨日まで普通に印刷できていたのに、急に共有プリンターが繋がらなくなった…」そんな経験はありませんか。
実は、共有プリンターのトラブルのほとんどは機器の故障ではなく、Windowsの設定ミスやネットワークの切り替えが原因です。
この記事では、「共有プリンター 繋がらない」という悩みを完全に解消するために、初心者でも実践できる解決手順を体系的に紹介します。
「パブリックネットワーク」設定の見直しから、親機・子機のチェック、IP固定やLocal Portによる裏技接続まで、あらゆる原因を一つずつ丁寧に解説。
どの項目から読んでも、最短ルートで印刷トラブルを解消できる構成になっています。
もう、会議前や提出直前に「印刷できない…」と焦ることはありません。この記事をブックマークして、あなたの印刷環境をいつでも快適に保ちましょう。
共有プリンターが繋がらない原因と基本の考え方

プリンターが急に使えなくなった時、多くの人は「壊れたのかな?」と思いがちですが、実際にはほとんどの場合で機器自体の故障ではありません。
ここでは、共有プリンターが繋がらない原因を大きく2つに分けて理解し、どこを疑うべきかの基本を整理します。
親機と子機の仕組みを簡単に理解しよう
共有プリンターは、1台のパソコン(親機)がプリンターとUSBなどで接続し、他のパソコン(子機)がネットワーク経由でその親機を通じて印刷する仕組みです。
つまり、親機が「プリンターサーバー」としての役割を担い、子機は「そのサーバーに印刷をお願いする」イメージです。
この仕組みが正しく動かない時は、親機・子機・ネットワークのいずれかに問題があると考えましょう。
| 分類 | 主な原因 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 親機の問題 | プリンターがオフライン、スリープ、ケーブル抜け | 親機単体で印刷できるか? |
| 子機の問題 | ネットワーク設定や認証エラー | 他のPCでは印刷できるか? |
| ネットワークの問題 | Wi-Fi切断、IPアドレス変更 | インターネットや他の共有機能は動いているか? |
物理的なトラブルと設定トラブルの違い
共有プリンターの不具合は、大きく分けると「物理的なトラブル」と「設定トラブル」の2種類があります。
物理的トラブルとは、ケーブルの接触不良や電源の抜け、プリンター自体の紙詰まりなど、ハードウェアに関する問題です。
設定トラブルは、Windowsやネットワーク設定の変更により、PC同士の通信がブロックされてしまうケースを指します。
多くの人が見落とすのは、この「設定トラブル」です。
共有プリンターが繋がらないとき、まず疑うべきはWindowsのネットワーク設定や共有オプションの誤りです。
この章を押さえておくだけでも、無駄なドライバー再インストールやプリンターの買い替えを防げるようになります。
まず確認すべきネットワーク設定の基本

共有プリンターが繋がらない原因の約9割は、Windowsのネットワーク設定にあります。
特に「パブリックネットワーク」設定や「共有オプション」の誤りがあると、他のPCがプリンターを見つけられなくなります。
ここでは、初心者の方でも簡単に確認できる、ネットワーク設定の基本チェックを紹介します。
「パブリックネットワーク」になっていないか確認する
Windowsでは、接続中のネットワークを「安全か危険か」で分類しています。
自宅や職場など信頼できる環境では「プライベートネットワーク」に設定しておく必要があります。
これが「パブリックネットワーク」になっていると、外部からのアクセスを防ぐためにプリンター共有がブロックされてしまいます。
| 設定項目 | プライベート | パブリック |
|---|---|---|
| 利用環境 | 自宅・社内LAN | カフェ・ホテル |
| PCの検出 | 有効(他PCに見える) | 無効(他PCから隠れる) |
| プリンター共有 | 可能 | ブロックされる |
ネットワーク設定を確認する手順は以下の通りです。
Windows 11:「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」または、「イーサネット」→「プロパティ」で、「ネットワークプロファイルの種類」を「プライベート」に変更します。
Windows 10:「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」または、「イーサネット」→「接続中のネットワーク名」→「ネットワークプロファイル」を「プライベート」にします。
これだけで共有プリンターが見えるようになるケースが非常に多いです。
Windowsの共有設定を正しく有効化する
ネットワークが正しく設定されていても、「共有機能」自体がオフになっていると印刷はできません。
確認方法は「コントロールパネル」→「ネットワークと共有センター」→「共有の詳細設定を変更」です。
ここで、以下の項目をすべて「有効」にしてください。
- ネットワーク探索を有効にする
- ファイルとプリンターの共有を有効にする
- ネットワーク接続デバイスの自動セットアップを有効にする
これらをオフにしたままだと、Windowsは「他のPCに見つからないようにする」ため、プリンターも非表示になります。
特に、Windows Update後にこの設定が勝手にオフになるケースが多発しています。
「パスワード保護共有」を無効化するポイント
家庭や小規模オフィスで共有プリンターを使う場合は、「パスワード保護共有」をオフにするのがポイントです。
これがオンのままだと、子機から印刷するたびに「ユーザー名とパスワード」を要求され、うまく接続できません。
| 項目 | 有効 | 無効 |
|---|---|---|
| セキュリティレベル | 高い(社内環境向け) | 中程度(家庭・小規模向け) |
| 接続の容易さ | 都度パスワード入力 | すぐに接続可能 |
| おすすめ環境 | 会社の共有サーバー | 自宅・小規模オフィス |
同じWi-Fiに接続しているPC間なら、この設定を無効化することで接続トラブルの多くが解消します。
ただし、公共のWi-Fi環境では絶対に行わないようにしましょう。
親機(共有元PC)の設定とチェック項目

共有プリンターの中心的な役割を担うのが「親機(共有元PC)」です。
この設定が間違っていると、どんなに子機側をいじっても印刷は成功しません。
ここでは、親機側の設定を徹底的に見直すための重要なポイントを紹介します。
共有オプションと電源設定を見直そう
まず確認すべきは「共有オプション」の状態です。
親機では、ネットワーク探索とファイル・プリンター共有の2つが有効になっている必要があります。
これらがオフになっていると、子機から親機が「見えない」状態になります。
| 項目 | 設定内容 | 確認方法 |
|---|---|---|
| ネットワーク探索 | 有効にする | コントロールパネル → ネットワークと共有センター → 詳細設定 |
| ファイルとプリンターの共有 | 有効にする | 同上 |
| ネットワークプロファイル | プライベート | 設定 → ネットワークとインターネット |
これらを確認したら、次に「電源設定」も見直しましょう。
親機がスリープ状態になると、プリンター共有機能も停止してしまいます。
特にUSB接続タイプのプリンターを使っている場合、スリープ中は完全に通信が切断されるため注意が必要です。
共有プリンターを安定稼働させるには、親機を常時起動またはスリープ無効にしておくことが重要です。
親機がスリープしていないか確認する
印刷できない時、実は親機がスリープしているだけというケースが少なくありません。
スリープ状態ではネットワーク機能が止まり、子機からは「オフライン」に見えてしまいます。
以下の手順で、スリープを無効に設定しましょう。
- 「設定」→「システム」→「電源とバッテリー」を開く
- 「画面とスリープ」→「電源接続時にスリープにする」を「なし」に変更
- 「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外す(任意)
この設定を行うことで、親機が常にネットワーク上に存在し、共有プリンターが安定して使えるようになります。
IPアドレスを固定して接続を安定化する
ルーターを再起動すると、PCの「IPアドレス(ネット上の住所)」が変わってしまうことがあります。
この結果、子機が以前の住所に印刷データを送り続け、プリンターが見つからないというトラブルが起きるのです。
| トラブル | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 印刷できない | 親機のIPアドレスが変更 | IPを固定する |
| 子機から接続できない | DHCPの再割り当て | 固定アドレスを手動設定 |
親機のIPを固定する手順:
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi(またはイーサネット)」を開く
- 接続しているネットワークのプロパティを開き、「IP割り当て」を「手動」に変更
- IPv4をオンにして、以下のように入力
| 項目 | 入力例 |
|---|---|
| IPアドレス | 192.168.1.200 |
| サブネットマスク | 255.255.255.0 |
| ゲートウェイ | 192.168.1.1 |
| DNS | 192.168.1.1 または 8.8.8.8 |
IPを固定することで、親機が再起動しても「住所変更」が起きず、子機が迷子になりません。
この一手間で、共有プリンターの安定性が劇的に向上します。
子機(接続側PC)のトラブル解決ステップ

親機が正しく設定されていても、子機側の設定や認証情報に問題があると印刷はできません。
この章では、子機側で確認すべきポイントと、確実に共有プリンターへ接続するための手順を紹介します。
エクスプローラーから直接プリンターに接続する
「設定」から検索してもプリンターが見つからない場合、Windowsのエクスプローラーを使って手動で接続する方法が有効です。
この方法では、親機のコンピューター名またはIPアドレスを直接指定するため、ネットワーク探索が機能していなくても接続できます。
- 親機で「コマンドプロンプト」を開き、「hostname」と入力してコンピューター名を確認する。
- 子機でエクスプローラーを開き、アドレスバーに \\親機のコンピューター名 または \\親機のIPアドレス を入力。
- 親機に共有されたプリンターが表示されたら、それを右クリックして「接続」を選ぶ。
| 項目 | 入力例 |
|---|---|
| コンピューター名指定 | \\DESKTOP-PC01 |
| IPアドレス指定 | \\192.168.1.200 |
この方法で接続すると、必要なドライバーが自動的にダウンロードされ、安定した印刷が可能になります。
「プリンターが見つからない」と表示されても、実はこの直接接続で一発解決することが多いです。
資格情報の不一致を修正する
子機が親機に接続できない原因として多いのが、「Windows資格情報」の不一致です。
Windowsは一度接続に失敗しても、そのときの間違ったパスワードを記憶してしまうため、再試行してもずっと弾かれることがあります。
次の手順で古い資格情報を削除してください。
- 「コントロールパネル」→「ユーザーアカウント」→「資格情報マネージャー」を開く。
- 「Windows資格情報」タブを選択し、親機に関連する情報(例:\\DESKTOP-PC01)を探す。
- 該当項目を削除し、再度プリンターに接続を試す。
この操作で、「アクセスが拒否されました」エラーが解消することが非常に多いです。
「Local Port」設定で強制的に繋ぐ裏技
どうしても通常の接続でうまくいかない場合は、「Local Port」を使って強制的に接続する方法があります。
これは、プリンターを「ネットワーク機器ではなくローカルデバイス」として認識させる裏技で、共有設定が不安定なときに特に有効です。
- 「コントロールパネル」→「デバイスとプリンターの表示」→「プリンターの追加」を開く。
- 「プリンターが一覧にない場合」を選択し、「ローカルプリンターを手動で追加」をクリック。
- 「新しいポートの作成」で「Local Port」を選び、「ポート名」に \\親機のIPアドレス\\共有名 を入力。
- プリンタードライバーを選択して完了。
| 入力項目 | 例 |
|---|---|
| ポート名 | \\192.168.1.200\\Canon_TS8030 |
| プリンタードライバー | Canon TS8030 Series |
この方法なら、Windows Updateで発生する「0x0000011b」などのエラーも回避できます。
プロのシステムエンジニアが現場で実践する「最終兵器」なので、通常の手順で繋がらない場合にぜひ試してみてください。
エラーコード別の対処法と原因分析

共有プリンターが繋がらない時、Windowsはエラーコードを表示して原因を示してくれます。
一見意味不明な数字ですが、内容を理解すれば正しい対処法がすぐに見えてきます。
ここでは、代表的なエラーコードとその原因・対処法を一覧で整理します。
0x0000011bエラーの正体と安全な回避策
最も有名で多くのユーザーを悩ませているのが「0x0000011b」というエラーです。
これは、2021年以降に実施されたWindows Updateによるセキュリティ強化(PrintNightmare対策)が原因で発生するものです。
つまり、Windowsが「共有プリンターの通信を危険と判断して遮断してしまう」現象です。
解決策は次の通りです。
- 親機・子機ともにWindows Updateを最新まで適用する。
- 再起動しても改善しない場合は、Local Port接続を使って印刷を強制する。
- どうしても通常接続が必要な場合のみ、レジストリで
RpcAuthnLevelPrivacyEnabled=0に変更する(非推奨)。
| 項目 | 原因 | 推奨対策 |
|---|---|---|
| 0x0000011b | Windowsのセキュリティ強化 | Local Port方式に切り替える |
| 再発防止策 | Windows Updateを定期的に実施 | OSを常に最新状態に保つ |
このエラーは「不具合」ではなく、Windowsがあなたを守ろうとしている結果です。
したがって、危険なレジストリ操作よりも、安全な回避策(Local Port接続)を優先しましょう。
その他の代表的なエラーコード一覧表
共有プリンターでよく見られるエラーコードと、その対処法を以下にまとめました。
| エラーコード | 症状 | 主な原因 | 対処法 |
|---|---|---|---|
| 0x00000709 | 「プリンター名を再確認してください」 | デフォルトプリンター設定の不具合 | プリンターを削除→再起動→再登録 |
| 0x00000057 | 「ドライバーをインストールできません」 | ドライバーの不整合 | 古いドライバーを削除して再インストール |
| オフライン | プリンターがオフライン表示 | SNMPステータスの誤検知 | ポート設定で「SNMPを有効にする」のチェックを外す |
エラーコードは一見難しく感じますが、それぞれ原因がはっきりしています。
特に0x0000011bはユーザーの操作ミスではなく、Windowsの仕様変更によるものなので安心してください。
焦らず順に確認すれば、確実に解決にたどり着けます。
セキュリティソフト・ファイアウォール設定の注意点

ここまで設定しても共有プリンターが繋がらない場合、意外な犯人が「セキュリティソフト」や「Windowsファイアウォール」です。
外部からの不正アクセスを防ぐ仕組みが、プリンター通信までブロックしてしまうことがあります。
この章では、過剰防衛を解除して安全に通信できるようにする方法を解説します。
過剰防衛で通信が遮断されるケース
セキュリティソフト(ノートン、マカフィー、ウイルスバスターなど)は、外部通信を常に監視しています。
しかし、同じネットワーク内のプリンター通信を「危険」と誤認して遮断することがあります。
親機のファイアウォールが「ファイルとプリンター共有通信」をブロックしていると、子機は接続できません。
| ブロックされやすい通信 | ポート番号 | 用途 |
|---|---|---|
| UDP | 137, 138 | 名前解決やブラウズ通信 |
| TCP | 139, 445 | ファイル・プリンター共有通信 |
上記ポートを遮断していると、どんな設定を直しても印刷はできません。
つまり、ソフトが通信をブロックしていないか確認することが、最終チェックポイントです。
一時的な無効化と例外設定の方法
まず、原因が本当にセキュリティソフトにあるかどうかを切り分ける必要があります。
以下の手順で「一時的に」ファイアウォールをオフにしてみましょう。
- 親機でセキュリティソフトを開く。
- ファイアウォール機能を「一時停止」または「15分間オフ」に設定。
- この状態で子機から印刷を試す。
印刷が成功した場合、犯人は確実にセキュリティソフトです。
その後、設定画面で「ファイルとプリンター共有」を許可リストに追加しましょう。
| 設定項目 | 推奨値 |
|---|---|
| ファイルとプリンター共有 | 許可 |
| SMBプロトコル通信 | 許可 |
| プライベートネットワークへのアクセス | 常に許可 |
テスト後は必ずファイアウォールを元に戻すことを忘れないでください。
セキュリティを解除したまま放置すると、外部からの侵入リスクが高まります。
印刷できることを確認したら、例外設定だけ残して防御機能を再びオンにしましょう。
それでもダメな場合の最終手段

ここまでの設定をすべて確認しても印刷ができない場合、Windowsの共有機能(SMB)そのものが不安定になっている可能性があります。
この章では、「もうお手上げ…」という状況からでも復旧できる現実的な最終手段を紹介します。
Wi-Fi対応プリンターに切り替える
最近のプリンターは、PC経由ではなく直接Wi-Fiルーターに接続する「ネットワークプリンター」方式が主流です。
これを利用すれば、親機を介さずにすべてのPCから直接印刷できるようになります。
| 接続方式 | 仕組み | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| USB共有 | 親機に接続して共有 | 追加コスト不要 | 親機が常に起動している必要あり |
| Wi-Fi接続 | プリンターをルーターに直接接続 | 親機不要・安定性が高い | Wi-Fi設定が必要 |
親機を経由しない構成にするだけで、共有トラブルから完全に解放されます。
一度設定すれば、スマホや他のPCからも簡単に印刷できるようになります。
プリントサーバーでネットワーク化する
もしプリンターが古くてWi-Fi機能がない場合でも、「プリントサーバー」という小型機器を使えば簡単にネットワーク対応化できます。
価格は数千円程度で、USBプリンターをLANケーブルやWi-Fiで共有できるようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名の例 | BUFFALO LPV4-U2、IO-DATA ETG-PS3105など |
| 接続方式 | USBプリンターをLANに変換 |
| 導入のメリット | 親機を常時起動する必要がなくなる |
| 導入コスト | およそ3,000〜6,000円程度 |
プリントサーバーを使うことで、親機の設定トラブルやスリープ問題を気にせず安定して印刷できます。
特に業務用や家庭内で複数人が使う場合には、この方法が最も効率的です。
「共有プリンターにこだわらず、ネットワークプリンターとして再構築する」という発想の転換が、長期的には最も確実な解決策になります。
まとめ:共有プリンター復旧の鉄則と再発防止策
ここまでの手順を順番に確認すれば、ほとんどの共有プリンターのトラブルは解決できます。
最後に、再発防止のためのポイントと、最短で復旧するための行動チェックリストをまとめます。
トラブルを最短で解決するための行動チェックリスト
共有プリンターが繋がらないときは、焦らずこの順番で確認しましょう。
| ステップ | 確認内容 | ポイント |
|---|---|---|
| ① | 機器の再起動 | PC・プリンター・ルーターをすべて一度リセット |
| ② | ネットワーク設定 | 「パブリック」ではなく「プライベート」に設定 |
| ③ | 共有設定 | ネットワーク探索とファイル・プリンター共有を有効にする |
| ④ | パスワード保護 | 自宅・社内では無効に設定して手軽に共有 |
| ⑤ | 親機のスリープ防止 | 電源と通信を常に維持 |
| ⑥ | IPアドレスの固定 | 親機の住所を固定して子機が迷わないようにする |
| ⑦ | Local Port接続 | 0x0000011bなどのエラーを確実に回避 |
| ⑧ | ファイアウォール設定 | セキュリティソフトの過剰防衛を解除 |
この順にチェックしていけば、どんな状況でも原因を特定できるはずです。
「再起動」→「ネットワーク」→「共有設定」→「Local Port」の流れを覚えておくだけでも大きな時短になります。
快適な印刷環境を維持するための習慣
共有プリンターのトラブルを繰り返さないためには、日頃のメンテナンスも大切です。
以下のポイントを習慣にしておきましょう。
- Windows Updateは定期的に行い、常に最新の状態を保つ。
- 親機の電源設定を「スリープしない」に固定しておく。
- IPアドレスを固定し、ネットワークが変わっても接続先を維持する。
- 不要な共有設定や古い資格情報を定期的に削除する。
- Wi-Fi対応プリンターに切り替えるなど、構成の簡素化を検討する。
共有プリンターのトラブルは、必ず原因があります。
一つずつ整理していけば、難しい設定をいじらずとも復旧できるケースがほとんどです。
焦らず落ち着いて確認し、確実な手順で復旧することが一番の近道です。
この記事をブックマークしておけば、次にトラブルが起きても安心ですね。

