18から始まる電話番号からの着信は危険?詐欺の見分け方と安全な対処法

生活

「18」から始まる見慣れない電話番号から着信があった経験はありませんか?

実はこの番号、国際電話や詐欺グループが偽装して発信しているケースが多く、折り返してしまうと高額請求や個人情報流出のリスクがあります。

この記事では、18から始まる電話番号の正体や、着信があったときに取るべき正しい行動、そして日常的にできる防止策までをわかりやすく解説します。

「知らない番号に出ない勇気」と「正しい対処法」を身につけて、自分と家族を守りましょう。

18から始まる電話番号とは?危険性と仕組みをわかりやすく解説

「18」から始まる電話番号を見たことはありますか?

実はこの番号、一般的な日本国内の電話番号とは異なり、詐欺や不審な国際電話の可能性が高い番号なんです。

この章では、18から始まる電話番号の特徴や、なぜ危険視されているのかをわかりやすく解説します。

「18」から始まる電話番号が怪しいと言われる理由

日本の電話番号は、携帯電話なら「090」「080」「070」、固定電話なら「03」「06」などで始まるのが一般的です。

一方で「18」で始まる番号は、この形式に当てはまりません。

多くの場合、これは海外からの国際電話や特殊な発信元を偽装した番号である可能性があります。

詐欺グループは、番号を国内風に見せかけるための偽装技術を使い、あたかも近くの番号からかかってきたように見せることがあります。

目的はシンプルで、相手に「誰だろう?」と折り返しを促すためです。

番号の始まり 分類 注意点
090 / 080 / 070 日本の携帯番号 通常の発信元
03 / 06 日本の固定電話 地域番号に紐づく
18~ 特殊・国際番号 詐欺・迷惑電話の可能性

国際電話との違いと偽装の仕組み

本来、国際電話は「+」や「010」などの記号が付いています。

しかし、最近では番号を偽装して「18」や「188」などの形式に見せかける手口が増えています。

これは、受信者の警戒心を薄れさせ、誤って折り返し電話をかけさせるためです。

折り返してしまうと、実際には海外の有料通話番号につながり、1分ごとに数百円〜数千円が課金されるケースもあります。

番号が国内っぽく見えても、実際は海外経由の通話であることが多いため、注意が必要です。

実際に報告されている詐欺の事例

「18」から始まる番号を使った詐欺は、国内でも多数報告されています。

代表的なものが「ワン切り詐欺」です。

これは、数秒で電話を切り、相手に折り返しを促して高額な通話料を発生させる仕組みです。

また、「料金未払い」「懸賞当選」「投資の案内」などを装って個人情報を引き出す手口もあります。

詐欺の種類 内容 リスク
ワン切り詐欺 着信後すぐに切って折り返しを誘導 高額通話料の発生
情報詐取型 本人確認を装って個人情報を聞き出す なりすまし・不正利用
架空請求 未払い金の請求を偽る 心理的不安を利用

どの手口も共通しているのは、相手に行動させて金銭的・情報的な損失を与える点です。

番号が「18」で始まるだけでも、慎重に対応することが自分の身を守る第一歩です。

18から始まる番号から着信があったときの正しい対処法

見知らぬ「18」から始まる番号から電話が来ると、誰でも少し不安になりますよね。

でも焦らずに、落ち着いて対応すれば大丈夫です。

この章では、着信があった際に取るべき行動と、やってはいけないNG対応について整理していきます。

まず確認すべき3つのポイント

「18」から始まる番号に限らず、不審な電話がかかってきた場合は、すぐに折り返すのではなく次の3つを確認しましょう。

確認項目 内容
① 番号をネット検索 電話番号検索サイトで他の被害報告がないか調べる。
② 発信時間帯 深夜や早朝など不自然な時間帯の着信は要注意。
③ SMS・メールとの連携 着信後に不審なメッセージが届いていないか確認。

複数の報告がある番号は、詐欺や迷惑電話である可能性が高いです。

折り返す前に「この番号は安全か?」を必ずチェックすることが大切です。

絶対にやってはいけないNG対応

不審な着信を受けたときに、つい取ってしまう行動の中には、危険なものもあります。

以下のような対応は避けましょう。

NG行動 理由
折り返し電話をかける 海外の高額通話番号に繋がる恐れがある。
SMSやメールのリンクを開く フィッシング詐欺に誘導され、個人情報を抜き取られる可能性。
会話中に個人情報を話す 名前や住所を伝えると、別の詐欺に悪用される危険がある。

特に、「身に覚えのない請求」や「アカウント停止」などを装った内容は詐欺の典型例です。

慌てず、いったん通話を切ってから、公式サイトやサービス窓口を通して確認するようにしましょう。

安心できる判断フローとチェックリスト

次の簡単な判断フローを使えば、「この電話に対応すべきかどうか」を落ち着いて判断できます。

質問 Yes / No 対応方針
発信元が知らない番号か? Yes ネット検索で番号を調べる。
過去に通話・SMSのやりとりがあるか? No 折り返しはしない。
同じ番号から複数回かかってきているか? Yes 着信拒否を設定。
メッセージに不自然な日本語や外部リンクが含まれているか? Yes 絶対に開かない

この表に沿って冷静に対応すれば、ほとんどのトラブルは未然に防ぐことができます。

もし判断に迷った場合は、通話せず、警察や通信事業者に相談することを優先しましょう。

スマホ・固定電話別の着信拒否設定方法

不審な電話を根本的に防ぐには、端末や通信サービス側でブロック設定を行うのが効果的です。

ここでは、スマートフォンと固定電話それぞれでできる着信拒否設定の方法をわかりやすく解説します。

番号を登録して拒否する方法から、アプリを使った自動判別まで、すぐに使える実践的な対策を紹介します。

iPhone・Androidでの設定手順

ほとんどのスマホには標準で「番号ブロック機能」が搭載されています。

まずは、着信履歴からブロックしたい番号を選び、「情報」アイコンをタップして「この発信者を着信拒否」に設定しましょう。

以下の表に、主要OS別の設定手順をまとめました。

機種 操作手順
iPhone(iOS) 「電話」アプリ → 着信履歴 → 情報ボタン(ℹ) → 「この発信者を着信拒否」
Android(例:Pixel / Galaxy) 「電話」アプリ → 履歴 → 対象番号を長押し → 「ブロックまたは迷惑電話として報告」
その他(Xperia等) 「設定」→「通話設定」→「通話拒否リスト」から番号を追加

また、iPhoneでは「設定」→「電話」→「不明な発信者を消音」を有効にすることで、連絡先に登録されていない番号からの着信を自動でスルーできます。

Androidでも、「迷惑電話対策」や「通話フィルタ」機能を活用すると、同様の効果が得られます。

固定電話や光電話でのブロック方法

自宅の固定電話に「18」から始まる番号がかかってくるケースも少なくありません。

こうした場合は、ナンバーディスプレイ機能を使った着信拒否設定が有効です。

通信事業者によって多少異なりますが、以下のような設定方法が一般的です。

通信事業者 サービス名 特徴
NTT東日本・西日本 迷惑電話おことわりサービス 登録した番号を自動で拒否、料金:月額220円程度
KDDI(auひかり) 迷惑電話撃退サービス 不審番号の着信時に警告メッセージを再生
SoftBank光 番号ブロックサービス 最大30件の番号を登録して拒否可能

また、「プレフィックス(番号の最初の桁)」を指定して拒否できる電話機もあり、「18」で始まるすべての番号をまとめてブロックすることも可能です。

頻繁に不審な電話がかかってくる場合は、通信事業者に相談してより強力なフィルタを設定してもらいましょう。

迷惑電話対策アプリの活用術

最近では、アプリを使って自動的に迷惑電話を判定・ブロックできるサービスも充実しています。

代表的なアプリには「Whoscall」「電話帳ナビ」「Truecaller」などがあります。

アプリ名 主な機能 特徴
Whoscall リアルタイムで発信者情報を表示 世界中のユーザー報告をもとに迷惑電話を自動判別
電話帳ナビ 日本国内での評判・口コミを表示 詐欺・営業電話の通報機能あり
Truecaller スパム検出・自動ブロック・通話録音 海外からの詐欺番号にも対応

アプリを導入すれば、着信時に「詐欺の可能性あり」といった警告が表示されるため、うっかり出てしまうリスクを大幅に減らせます。

スマホの設定とアプリを併用することで、最も効果的なブロック体制を構築できます。

18から始まる番号が多い国・地域と詐欺の実態

「18」から始まる番号は、単に国内で怪しいだけでなく、海外の特定地域とも深く関係しています。

この章では、どんな国や地域からこうした電話が多く発信されているのか、そして詐欺の背景にある仕組みを詳しく見ていきましょう。

どの国からの電話が危険かを知ることが、被害防止の第一歩です。

詐欺が多い国際番号と背景

「18」で始まる番号の多くは、国際電話のプレフィックスを省略したり偽装したものです。

たとえば、以下のような国番号が「18」から始まる地域として知られています。

国・地域 国番号 特徴
ドミニカ共和国 +1809 日本の番号と似ており、誤発信を狙う手口が多い
ジャマイカ +1876 ワン切り詐欺や架空請求の温床となっている
トリニダード・トバゴ +1868 通話料が非常に高額な地域
バルバドス +1246 国際プレミアム番号を悪用する詐欺が多い

これらの地域は「カリブ海諸国」と呼ばれ、通話料金が高く設定されているため、詐欺グループにとっては利益の大きいターゲットです。

番号の先頭が18で始まる=海外経由の可能性が高いという点を覚えておきましょう。

地域別の詐欺パターンと特徴

詐欺のやり方は国や地域によって少しずつ異なります。

下の表に、代表的な地域別の傾向をまとめました。

地域 主な詐欺内容 目的
東南アジア 投資勧誘・副業斡旋 金銭搾取
カリブ海諸国 ワン切り通話で折り返しを誘導 高額通話料
アフリカ地域 身元詐称・身代金詐欺 恐喝・送金誘導
ヨーロッパ圏 架空請求・通販サイト偽装 カード情報の窃取

特にカリブ海諸国では「プレミアム通話番号(高額課金電話)」が多く、折り返し電話をした瞬間に課金が発生します。

さらに一部の地域では、詐欺グループが番号を大量に取得して転売しており、闇市場のような構造が存在しています。

国番号を見分けるための基本知識

不審な電話を見抜くには、「国番号」を正しく理解しておくことが重要です。

日本から海外に電話をかける場合、通常は「010+国番号+相手の番号」という形式になります。

つまり、電話番号の先頭に「+」や「010」がないのに18などで始まっている場合、番号偽装の可能性が非常に高いということです。

国番号 国名 注意点
+1 アメリカ / カナダ 詐欺目的で使われることもある
+1809 ドミニカ共和国 日本人被害報告が多い
+1876 ジャマイカ ワン切り詐欺の代表格
+61 オーストラリア 正規の国番号(安全)

電話番号を見たときに、「この番号どこの国?」と思ったら、まず国番号を確認してみましょう。

スマホで「国番号 検索」と入力すればすぐに調べられます。

「+18」で始まる番号=詐欺の可能性がある」と覚えておくと安心です。

折り返し電話をしてしまったときの対処法

もし間違って「18」から始まる番号に折り返し電話をしてしまった場合、慌てずに冷静に対応することが大切です。

この章では、高額請求の確認から個人情報の保護まで、被害を最小限に抑えるための具体的な手順を紹介します。

通話してしまった後でも、正しい対応をすれば大きなトラブルを防げます。

高額請求の確認と返金の可能性

まず最初に行うべきは、通話履歴と請求明細の確認です。

携帯キャリア(ドコモ・au・ソフトバンクなど)のマイページや専用アプリから、発信先の番号と通話時間をチェックしましょう。

短時間でも高額な請求が発生している場合は、国際プレミアム番号に接続されていた可能性があります。

確認項目 方法
通話履歴 スマホの「電話」アプリまたはキャリアのマイページで確認
請求明細 毎月の利用明細またはWEB明細をチェック
発信番号 +18〜で始まる番号がないか確認

もし不明な番号への発信や高額請求があれば、すぐにキャリアのサポートセンターに連絡しましょう。

状況によっては返金や請求取り消しに対応してもらえる場合があります。

ただし、長時間通話してしまった場合は返金が難しいケースもあるため、早期対応が鍵です。

通信事業者への相談手順

被害を最小限に抑えるには、通信事業者への相談が最も確実です。

主な携帯キャリアの問い合わせ先を以下にまとめました。

キャリア 問い合わせ先 受付時間
NTTドコモ ドコモインフォメーションセンター(151) 9:00〜20:00
au(KDDI) お客様サポート(157) 9:00〜20:00
ソフトバンク カスタマーサポート(157) 9:00〜20:00
楽天モバイル チャット・電話サポート(050-5434-4653) 24時間対応

通話日時や相手の番号を正確に伝えることで、調査がスムーズに進みます。

必要に応じて、国際通話の一時停止設定を依頼しておくと、再発防止になります。

個人情報を伝えてしまった場合の緊急対応

もし通話中に名前や住所、口座番号などの個人情報を伝えてしまった場合は、即時に対応する必要があります。

伝えてしまった情報 対応方法
クレジットカード番号 カード会社に連絡して利用停止・再発行を依頼
銀行口座情報 金融機関に連絡し、不審な引き出しがないか確認
住所・氏名 警察または消費生活センターに通報し、記録を残す

さらに、フィッシングサイトなどへのアクセス履歴がある場合は、端末のセキュリティスキャンも行いましょう。

通話してしまった後の「24時間」が被害防止の勝負どころです。

焦らず、順を追って確実に対応していきましょう。

被害を防ぐための日常的な対策と意識づけ

「18」から始まる電話番号のような不審な着信は、ちょっとした注意と習慣で防げます。

この章では、日常生活の中で意識しておくべきポイントと、家族や周囲と共有すべき防止策を紹介します。

事前の備えが、被害をゼロにする最も確実な方法です。

詐欺電話を見抜く習慣

詐欺電話を防ぐには、普段から「電話の出方」に気をつけるだけでも効果があります。

特に以下の3つの習慣を持つと、危険を大きく減らせます。

習慣 内容
知らない番号には出ない まずネットで検索し、安全性を確認してから判断する。
着信時間を確認する 深夜や早朝の電話は詐欺や営業電話の可能性が高い。
番号を記録しておく 怪しい番号はリスト化し、家族と共有する。

また、非通知や海外番号からの着信は自動的に拒否する設定にしておくと安心です。

「出ない勇気」と「確認する習慣」が何よりの防御策です。

SNS・SMSとの連携詐欺への注意

最近では、電話だけでなくSMS(ショートメッセージ)やSNSを通じた詐欺も増えています。

たとえば、次のようなメッセージには注意が必要です。

メッセージ内容 危険性
「重要なお知らせがあります」 偽サイトに誘導される可能性あり
「未払い料金があります」 架空請求型のフィッシング詐欺
「本人確認が必要です」 クレジット情報やパスワードを盗まれる恐れ

本物の企業や公共機関がSMSでリンクを送ることはほとんどありません。

怪しい内容の場合は、公式アプリや公式サイトから直接確認するようにしましょう。

リンクを開かない・情報を入力しない、この2点を徹底するだけで被害は防げます。

家族・高齢者への共有と教育

詐欺電話の多くは、家族の中でも特に高齢者を狙っています。

そのため、家庭内での情報共有と声かけがとても重要です。

対策 具体的な方法
共通ルールの作成 「知らない番号には出ない」「折り返さない」を家庭内ルールに。
定期的な話し合い 月に一度は家族で不審電話の話題を共有。
実例の共有 ニュースやネット記事で詐欺事例を一緒に確認。

また、高齢の家族には「電話帳に登録されていない番号は出ないように」と伝えておくと効果的です。

固定電話の場合は、ナンバーディスプレイ機能や迷惑電話対策機器を導入するのもおすすめです。

家族ぐるみで対策を取ることが、詐欺被害を根本から減らす鍵です。

まとめ|18から始まる電話番号に出ない勇気を

ここまで、「18」から始まる電話番号の正体や詐欺の手口、そして対策方法を詳しく見てきました。

最後に、今日から実践できる予防策と、困ったときの相談先を整理しておきましょう。

不審な番号に出ない・折り返さないという意識こそが、最も効果的な防衛手段です。

今日からできる3つの予防策

まずは、すぐに実践できる3つの行動を覚えておきましょう。

対策 内容
① 不明な番号には出ない 見覚えのない番号からの着信はスルーし、ネットで検索して安全を確認する。
② 着信拒否設定を行う スマホや固定電話の機能を使って「18」から始まる番号をブロック。
③ 迷惑電話対策アプリを導入 自動判別・警告表示機能を利用して詐欺電話を防止する。

これらを日常的に徹底するだけで、詐欺のリスクを大きく下げることができます。

「出ない」「検索する」「ブロックする」の3ステップを習慣にしましょう。

不安なときの相談窓口一覧

もし詐欺被害が疑われる場合や、高額請求が届いた場合は、一人で悩まず専門機関に相談することが大切です。

以下は、すぐに連絡できる主な相談窓口です。

機関名 電話番号 対応内容
警察相談専用ダイヤル #9110 詐欺・迷惑電話に関する相談・報告
消費者ホットライン 188 全国の消費生活センターへ自動転送
各携帯キャリア窓口 151 / 157 通話履歴・請求内容の確認や制限設定
日本データ通信協会 03-5907-0181 迷惑電話・SMS対策全般の相談

また、通話中に個人情報を伝えてしまった場合は、クレジットカード会社や銀行にも速やかに連絡しておきましょう。

「おかしいな」と思ったら、すぐ相談することが自分を守る最大のポイントです。

不審な着信は、誰にでも起こりうる身近なリスクです。

しかし、今日学んだ内容を意識しておくだけで、あなたの電話生活はぐっと安全になります。

知らない番号には出ない勇気を持ち、情報を守る行動を心がけていきましょう。

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