「Shift+ろ」でアンダーバー(_)を打とうとしたのに、なぜか出てこない…。
Windows 11を使っていると、ある日突然こんな入力トラブルに見舞われることがあります。
実はこの現象、キーボードが壊れたわけではなく、Windowsの設定や認識ミスが原因のことがほとんど。
この記事では、最も多い「英語配列への誤設定」から、ドライバーの再インストール、レジストリ修正、メーカー別の対処法まで、どんな状況にも対応できる完全ガイドをお届けします。
また、急いで入力したい人のための応急処置テクニックや、物理的な故障の見分け方まで網羅。
この記事を読めば、もうキーボードのトラブルに振り回されることはありません。
あなたの入力環境を、今すぐスッキリ快適に戻しましょう。
なぜ「Windows 11」でアンダーバーや円マークが入力できなくなるのか?

突然アンダーバー(_)や円マーク(¥)が打てなくなると、「キーボードが壊れた?」と焦ってしまいますよね。
でも安心してください。ほとんどの場合、これはWindows 11の設定や認識ミスによるものです。
ここでは、原因を3つのレベルに分けてわかりやすく解説します。
最も多い原因は「英語配列」への誤設定
実は、Windowsがあなたの日本語キーボードを「英語キーボード」だと誤認識していることが、最も多い原因です。
これはWindows Updateや初期設定の際に、キーボード配列が自動的に「US(英語)」に切り替わってしまうことで発生します。
英語配列になると、記号の配置が変わり、Shift+ろでアンダーバーが打てず、Shift+ほなど別の場所に移動してしまうんです。
つまり、キーボードは正しく動いているのに、Windows側の“思い込み”で文字が違って出ているだけというわけです。
| 項目 | 日本語配列(正常) | 英語配列(誤認識) |
|---|---|---|
| アンダーバー(_) | Shift+ろ | Shift+ほ |
| 円マーク(¥) | ¥キー | 表示されず(代わりに\) |
| アットマーク(@) | @キー | Shift+2 |
このズレこそが、「打てない」ように感じる最大の原因です。
ドライバーやソフト干渉による一時的な不具合
設定が正しくても直らない場合は、ドライバーの不具合やソフトの干渉を疑いましょう。
キーボードを制御している「ドライバー」というプログラムが誤作動していると、入力信号が正しく伝わりません。
また、ゲーム用ソフトやキーボードカスタマイズアプリが、入力の上書きをしているケースもあります。
この場合は、一度ドライバーを削除し、再起動して再認識させると改善することが多いです。
| 原因の種類 | 主な現象 | 対処法 |
|---|---|---|
| ドライバーエラー | 一部キーだけ反応しない | 再インストール |
| 常駐ソフト干渉 | 特定アプリ内だけ誤入力 | ソフト停止・再起動 |
| 外付け機器干渉 | Bluetoothキーボード使用時 | USB再接続・電池交換 |
ハードウェア故障の可能性はどのくらい?
ここまで試しても改善しない場合、ようやく疑うべきは物理的な故障です。
キーの下にゴミやホコリが入り込んで接点が反応していないケースや、コーヒーなどの液体が原因で回路が傷んでいることもあります。
ただし、この確率は全体の5%以下です。
まずは設定やドライバーを見直し、それでもダメなら、スクリーンキーボードで確認して「物理的な問題かどうか」を切り分けましょう。
| 判定方法 | 結果 | 判断 |
|---|---|---|
| スクリーンキーボードで入力できる | ○ | 設定・ドライバーの問題 |
| 入力できない | × | キーボード本体の故障 |
ほとんどのケースは設定ミスで解決可能なので、焦らず順番に確認していきましょう。
【解決策①】Windows設定で「日本語キーボード」に戻す手順

アンダーバーや円マークが入力できないとき、最も多い原因はWindowsがキーボードを英語配列(US)だと誤認識していることです。
つまり、キーボード自体は壊れておらず、設定を「日本語配列(JIS)」に戻すだけで9割は解決します。
ここでは、初心者でも迷わないように、実際の画面操作をイメージしながら解説します。
設定変更の具体的なステップ(画像なしでも迷わない説明)
以下の6ステップで設定を修正します。時間にして2分ほどで完了します。
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| ① | スタートボタン(Windowsロゴ)をクリックし、「設定」を開く。 |
| ② | 左メニューから「時刻と言語」を選択。 |
| ③ | 右側の項目から「言語と地域」をクリック。 |
| ④ | 「日本語」の右にある「…」をクリックし、「言語のオプション」を選択。 |
| ⑤ | 画面を下にスクロールして「キーボードレイアウト」を確認。 |
| ⑥ | 「英語キーボード(101/102キー)」になっていたら、「日本語キーボード(106/109キー)」に変更。 |
これでWindowsに「あなたのキーボードは日本語配列ですよ」と正しく教えることができます。
設定後は必ず再起動してください。これを忘れると変更が反映されません。
再起動を忘れると直らない理由
Windowsは設定を一時的にメモリに保持しているため、再起動しないと新しいキーボード情報が読み込まれません。
再起動を行うことで、内部のキーボードドライバーと配列情報が完全に同期されます。
この手順を省略して「直らない」と感じる方が非常に多いので、設定変更後は必ず一度電源を落としてから再起動しましょう。
| 操作 | 再起動の有無 | 反映結果 |
|---|---|---|
| 設定のみ変更 | なし | 反映されないことが多い |
| 設定後に再起動 | あり | 高確率で修正される |
設定が反映されない場合の追加チェック
「日本語に戻したのにまだ打てない」という場合は、もう一度「入力方式」と「優先言語」の順序を確認してみましょう。
特に「英語(United States)」が上位にあると、Windowsがそちらを優先してしまいます。
日本語が一番上になるように並べ替えることで、問題が解消するケースが多いです。
| 設定項目 | 確認内容 | 推奨設定 |
|---|---|---|
| 言語優先順位 | 日本語が最上位か | 日本語を一番上に |
| 入力方式 | Microsoft IMEが選ばれているか | IMEを使用する |
| キーボードレイアウト | 「日本語キーボード(106/109)」になっているか | 誤認識していないか確認 |
ここまで完了すれば、メモ帳などで「Shift+ろ」を押してみてください。
アンダーバー(_)が正しく入力できたら成功です。
この段階で直る人が非常に多いので、まずは焦らず基本の設定からチェックしてみましょう。
【解決策②】ドライバーを再インストールしてリセットする

設定を直してもアンダーバーや円マークが打てない場合は、キーボードを制御しているドライバー(制御用プログラム)が壊れている可能性があります。
ドライバーは「キーボードの脳」と言える部分。ここにエラーがあると、キー入力が正しく認識されません。
この章では、Windows標準機能を使って簡単にリセット(再インストール)する方法を解説します。
デバイスマネージャーから削除・再認識させる手順
以下の手順を順番に実行していきましょう。
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| ① | スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択。 |
| ② | 「キーボード」カテゴリを展開し、「標準 PS/2 キーボード」または「HID キーボード デバイス」を探す。 |
| ③ | 該当項目を右クリックして「デバイスのアンインストール」を選択。 |
| ④ | 確認画面が出たら「アンインストール」をクリック。 |
| ⑤ | キーボードが一時的に無効になるが、そのまま再起動。 |
| ⑥ | 再起動後、自動的に新しいドライバーが再インストールされる。 |
Windowsは再起動時に「必要なドライバーがない」と判断して、自動的に正しいものを再登録します。
設定が正しいのに直らない場合、この方法で復旧するケースが非常に多いです。
自動認識がうまくいかない場合の手動対処法
まれに再起動してもキーボードが認識されない場合があります。
そのときは「デバイスマネージャー」を再度開き、上部メニューの「操作」→「ハードウェア変更のスキャン」を選んでください。
これでWindowsが再びキーボードを探しに行き、正しいドライバーをインストールしてくれます。
それでも改善しない場合は、Microsoft公式サイトから最新のドライバーをダウンロードして手動で入れる方法もあります。
| 状況 | 対処法 |
|---|---|
| 再起動後も反応なし | ハードウェア変更のスキャンを実行 |
| それでも認識されない | 公式ドライバーを手動で再インストール |
| 外付けキーボード使用時 | USBポートの変更・再接続 |
再インストール後に確認すべきテスト方法
ドライバーの再インストールが完了したら、念のため動作テストを行いましょう。
メモ帳を開き、「Shift+ろ」でアンダーバー(_)が打てるか、「¥」キーで円マークが表示されるかを確認します。
もし改善していれば、ドライバーの破損が原因だったということです。
逆にまだ直らない場合は、次章の上級者向けレジストリ修正に進みましょう。
| 確認項目 | 結果 | 次のアクション |
|---|---|---|
| Shift+ろで「_」が入力できる | OK | 修復完了 |
| ¥キーで円マークが出ない | NG | 次章(レジストリ修正)へ |
| すべてのキーが反応しない | NG | ハードウェア接続を確認 |
ドライバーの再インストールは、設定よりも確実性の高いリセット方法です。
手順を守れば初心者でも安全に実行できるので、焦らずゆっくり試してみてください。
【解決策③】上級者向け「レジストリ編集」で強制修正

設定変更やドライバーの再インストールでも改善しない場合、Windowsの内部設計図であるレジストリを直接編集する方法があります。
これは上級者向けの方法ですが、正しく行えば頑固な誤認識を確実に修正できます。
慎重に進めれば安全ですので、一つずつ丁寧に手順を確認していきましょう。
レジストリエディターの開き方と注意点
まずはWindowsの内部設定を編集できる「レジストリエディター」を開きます。
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| ① | スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択。 |
| ② | 表示されたウィンドウにregeditと入力し、Enterキーを押す。 |
| ③ | 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と出たら「はい」をクリック。 |
すると、Windowsの設定データが詰まったツリー画面(フォルダのような構造)が表示されます。
ここから先は操作を誤るとシステムが起動しなくなる可能性もあるため、必ず次の章で説明するバックアップを取ってから作業を行いましょう。
修正すべき値と入力内容
レジストリエディターを開いたら、以下の順番でフォルダを展開します。
途中で迷ったら、アドレスバーに直接コピー&ペーストしても構いません。
| フォルダ階層 |
|---|
| HKEY_LOCAL_MACHINE → SYSTEM → CurrentControlSet → Services → i8042prt → Parameters |
「Parameters」フォルダをクリックしたら、右側の一覧にある以下の項目を確認・修正してください。
| 項目名 | 値のデータ | 説明 |
|---|---|---|
| LayerDriver JPN | kbd106.dll | 日本語配列ドライバーを読み込む指定 |
| OverrideKeyboardIdentifier | PCAT_106KEY | 日本語キーボードの識別子 |
| OverrideKeyboardSubtype | 2 | 配列サブタイプを定義 |
| OverrideKeyboardType | 7 | 106/109キー配列を指定 |
変更後は、ウィンドウを閉じてPCを再起動します。
これでWindowsが強制的に「日本語キーボード」として再認識するようになります。
この設定変更で直らない場合は、ハードウェアの問題である可能性が非常に高いです。
リスクを最小限にするバックアップ手順
念のため、作業前にレジストリのバックアップを取っておきましょう。
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| ① | レジストリエディター上部のメニューで「ファイル」→「エクスポート」を選択。 |
| ② | 「エクスポート範囲」で「すべて」を選び、任意の場所に保存。 |
| ③ | もし不具合が起きた場合は、「ファイル」→「インポート」で元に戻せる。 |
バックアップを取っておけば、仮に編集を間違えても簡単に元の状態に戻せます。
安心して作業を進めたい方は、必ずこの手順を実行してから変更を行ってください。
レジストリ編集は「最終手段」ですが、成功すれば根本的な誤認識を一撃で修正できる強力な方法です。
次章では、メーカーごとの特有トラブルとその対処法を紹介します。
【補足】メーカー別による固有のトラブルと対処法

Windows 11のキーボード設定は共通ですが、実はパソコンのメーカーによって独自の制御方式が採用されていることがあります。
そのため、同じ症状でもメーカーごとに異なる解決策が必要な場合があります。
ここでは代表的なメーカーの特徴と対処法を紹介します。
Surfaceシリーズで発生しやすい接点問題
MicrosoftのSurfaceシリーズは、キーボードが「タイプカバー」として本体に着脱できる仕組みになっています。
この接点がずれていたり、汚れているだけでWindowsがキーボードを正しく認識できなくなることがあります。
| トラブル例 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 入力できたりできなかったりする | 接点のズレ・汚れ | タイプカバーを外して接点を柔らかい布で拭き、再接続 |
| 英語配列と認識される | 接触エラー | 再接続後に再起動して設定を確認 |
特にSurface Proなどでこの現象が多く、単なる接触不良のケースがほとんどです。
一度タイプカバーを外して再接続するだけで直ることも多いので、まず試してみてください。
Lenovo・Dell・HPなど独自アップデートが必要な場合
これらのメーカーは、Windows Updateとは別に独自の更新プログラムを配信しています。
特にLenovoの「Lenovo Vantage」や、Dellの「SupportAssist」には、キーボード関連の修正パッチが含まれることがあります。
| メーカー | 専用アプリ | 確認すべき項目 |
|---|---|---|
| Lenovo | Lenovo Vantage | 「システムアップデート」で最新パッチを適用 |
| Dell | Dell SupportAssist | ドライバー自動更新を実行 |
| HP | HP Support Assistant | 「更新と改善」をクリックして確認 |
これらのアプリを起動してアップデートを実行すると、Windowsでは検出できない「メーカー専用ドライバー」が自動的に更新されます。
特にThinkPadシリーズでは、BIOS更新によってキーボード挙動が改善されることもあります。
Logicoolなど外付けキーボードでの設定ズレ
外付けキーボード(BluetoothやUSB接続)の場合、専用ソフトの設定が原因で誤認識が起こることがあります。
代表的なのがLogicoolの「Logi Options+」などの管理ツールです。
| 問題 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| アンダーバーが打てない | 「Win/Mac切り替え」設定がズレている | キーボード本体の切り替えスイッチを確認 |
| ¥が\に変わる | US配列として接続されている | デバイスを削除→再ペアリング |
| 入力ラグがある | ドライバーの競合 | Logi Options+を最新版にアップデート |
Bluetooth接続では、一度ペアリングを削除して再接続するだけで直るケースも多いです。
また、USB接続モデルなら、別のポートに挿し直すだけで改善することもあります。
メーカーごとの特徴を押さえることで、無駄な再設定を避けられるのがポイントです。
次章では、どうしても直らない場合の「応急処置テクニック」を紹介します。
【番外編】入力できない時の応急処置テクニック

ここまでの手順を試しても直らないとき、「今すぐアンダーバーを打ちたい」「書類を提出しなければ」という緊急時がありますよね。
そんなときに役立つのが、キーボードを使わずに文字を入力できる応急処置テクニックです。
根本解決ではありませんが、作業を止めずに済む便利な方法を紹介します。
AltコードやIMEパッドでアンダーバーを出す方法
まずは「文字コードを直接指定する」方法です。これは古くからある裏技的入力法ですが、非常に便利です。
| 方法 | 操作内容 |
|---|---|
| Altコード | 「Alt」キーを押したままテンキーで「95」と入力 → Altを離すと「_」が表示 |
| IMEパッド | タスクバー右下の「あ」や「A」を右クリック → 「IMEパッド」→「手書き」→「_」を描く |
テンキーのないノートPCではAltコードが使えない場合もあるので、IMEパッドの利用がおすすめです。
IMEパッドは文字を直接指定できるため、入力不能時の強い味方です。
スクリーンキーボードで代用する方法
次に紹介するのは、Windows標準搭載のスクリーンキーボードです。
物理キーボードが反応しなくても、画面上の仮想キーボードで入力が可能になります。
| 起動方法 | 操作内容 |
|---|---|
| ショートカット | 「Windowsキー」+「Ctrl」+「O」を同時押し |
| 設定から | 「設定」→「アクセシビリティ」→「キーボード」→「スクリーンキーボードをオン」 |
画面にキーボードが表示されたら、マウスでクリックするだけで文字が入力できます。
応急的にでも作業を進めたいときに重宝する方法です。
「円マークがバックスラッシュになる」問題の正体
「¥」を打ったのに「\」と表示される場合、それは不具合ではなくフォントの違いによるものです。
実際にはどちらも同じ文字コード「0x5C」であり、使用しているフォントによって見た目が変わるだけです。
| フォントの種類 | 表示される記号 |
|---|---|
| 日本語フォント(メイリオ・MSゴシックなど) | ¥ |
| 欧文フォント(Arial・Consolasなど) | \ |
もし「\」と表示されて気になる場合は、メイリオなどの日本語フォントに変更してください。
見た目が違うだけで、入力自体は正常に行われていますので安心してください。
このような応急処置を知っておくと、どんな状況でも冷静に対応できます。
次の章では、最終的なチェックとして「物理的な故障かどうか」を確認する方法を解説します。
【最終確認】物理的な故障?スクリーンキーボードで探偵ごっこ

ここまでの方法をすべて試しても直らない場合、残された可能性は物理的なキーボード故障です。
でも修理に出す前に、「本当に壊れているのか?」を自分で確認する方法があります。
その名も、スクリーンキーボードを使った「探偵ごっこ診断」です。
スクリーンキーボードで動作を確認する
Windowsには、画面上でキーボード入力を再現できる「スクリーンキーボード」が標準搭載されています。
これを使うことで、物理キーが壊れているのか、システムが認識していないのかを簡単に見分けることができます。
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| ① | スタートメニューで「スクリーンキーボード」と検索して起動。 |
| ② | 画面上の「Shift」キーをクリックして反転させる。 |
| ③ | その状態で画面上の「ろ」キーをクリック。 |
このとき、画面上で「_」が入力できれば、システムは正常です。
一方で、何も反応がない場合は、内部設定がまだ誤っているか、ハードウェアの故障が考えられます。
診断結果から原因を判断する
以下の表を参考に、スクリーンキーボードでの反応を確認して原因を切り分けましょう。
| 結果 | 原因の可能性 | 対処法 |
|---|---|---|
| スクリーンキーボードで入力できる | 設定やドライバーの問題 | 再設定またはドライバー再インストール |
| スクリーンキーボードでも入力不可 | システム構成やレジストリ不備 | 【解決策③】を再確認 |
| 物理キーボードのみ反応しない | キーボード本体の故障 | 修理または交換 |
特にノートパソコンの場合、「ろ」キーや「Shift」キーなど特定のキーだけ反応しないなら、接点の汚れや液体こぼれによる腐食が原因のこともあります。
エアダスターでホコリを除去したり、外付けキーボードを一時的に接続して代替するのも効果的です。
外付けキーボードでの再確認
USBやBluetoothの外付けキーボードを接続し、同じキー入力を試してみましょう。
外付けで問題なく入力できる場合は、ノートPC内蔵キーボードの物理故障が確定です。
逆に外付けでも入力できないなら、やはりWindowsの設定側に原因があります。
| 動作テスト | 結果 | 判断 |
|---|---|---|
| 外付けキーボードで正常入力 | ○ | 内蔵キーボードの物理故障 |
| 外付けでも不具合あり | × | Windows設定またはドライバー問題 |
これで原因をほぼ特定できます。
物理的な故障かソフト的な不具合かを明確に分けることが、正しい修復への第一歩です。
まとめ:「焦らず設定を見直せば、必ず直せます」
この記事では、Windows 11でアンダーバー(_)や円マーク(¥)が打てなくなる問題に対して、考えられる原因とその解決策を徹底的に解説してきました。
最後にもう一度、解決のためのポイントを整理しておきましょう。
トラブル解決の最短ルートをもう一度おさらい
まずは以下の流れを基本ステップとして確認しましょう。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ① | キーボード設定を日本語配列に修正(9割の人はここで解決) |
| ② | PCを再起動(設定変更後は必須) |
| ③ | ドライバーを再インストール(誤作動のリセット) |
| ④ | レジストリの修正(設定が強制的に効かない場合) |
| ⑤ | 物理的な故障の確認(最終手段) |
この流れで進めていけば、ほとんどの入力トラブルは解消できます。
焦らず一つずつチェックしていくことが、解決への近道です。
今後同じ問題を防ぐための予防チェックリスト
このようなトラブルを未然に防ぐために、以下のポイントを覚えておきましょう。
| 予防ポイント | 具体的な対策 |
|---|---|
| Windowsアップデート直後 | 設定が変わっていないか確認 |
| 外付けキーボードを使用した後 | キーボード配列の再確認 |
| 入力遅延や反応の違和感 | フィルターキー機能をオフに |
| 「¥」が「\」に見える | フォントを日本語に変更 |
キーボードトラブルは、普段意識していないだけに突然起きるととても焦ります。
でも、この記事の内容を知っておけば、次回からは落ち着いて対応できるはずです。
設定を見直すだけで直ることがほとんどなので、パニックにならずに一つずつ確認しましょう。
今後の快適なPCライフに、この記事が少しでも役立てば幸いです。

